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『突然の贈りもの』
大貫妙子作詞・作曲 「突然の贈りもの 甘く香る花束 頬をよせて抱きしめる温もり 別れもつげないで 独りぼっちにさせた いつの間にか六度目の春の日 置き忘れたもの なにもかも そのままにあるの 幸福(しあわせ)でいたなら それでよかった あなたの気まぐれに つきあった仲でしょ いつだって嘘だけはいやなの 必ず待ちあわせた 店も名前をかえた この街へ戻って来たのね 初めて出逢った時のように 心がふるえる たずねてくれるまで 待っているわ 皆とはじめた 新しい仕事にもなれて 元気でいるから安心してね」 初めて竹内まりやに出会ったのは、僕が中学二年生の時。 中学一年の冬に父を病で亡くし、その父はとても厳格で、クラシック以外の音楽番組は大晦日のレコ大と紅白しか観させてもらえないというのが十数年続いた後、クラシック以外の音楽が解禁になって程なく知った歌手だった。 僕には姉がいて、姉の場合は、父もそれほどキツク言える訳でもなく、だから、姉は影でさだまさしや松山千春やアリスやチューリップ、もう少し後には松任谷由実等を聴いていたのだが、父に忠実だった僕は、中一の終わりにいきなりたがが外れた。 初めて接した竹内まりやは、確か『University Street』というアルバムで、その後にデビュー・アルバムである『BEGINNING』も購入した。 『University Street』は、彼女のキャンパス・ライフを通じて生まれた作品であり、当時丸坊主でにきび面、仏頂面の中坊だった僕にとって、かなりのカルチャー・ショックだった記憶がある。 アルバムの中の竹内まりやのコメントの中に、「キャンパス・ライフを描いたこのアルバムが完成したとほぼ同時に、二度目の留年が決まりましたぁ」的なコメントには驚いた。当時通っていた僕の中学は、一定水準以下の成績となると、容赦なく留年。ただ、留年を食らうと、大抵の学生は公立中学に変わるから、僕らにとって、「せっかく苦労して試験勉強して入学したのに・・・」という感じで、ほぼ死刑宣告に等しかったのに、あっけらかんと二度目の留年とは。 でも、色々な部分でショックを受けつつも、そういうキャンパス・ライフに憧れ、かといって、こんなええ加減な女の行く大学には行くまい!と思ったもんだ。 まさか数年後に同じ大学に行くとは・・・。 で、この『突然のおくりもの』ってのは、その『University Street』に収録されていた曲だったと思う。他にも彼女のアルバムは買ったから、記憶違いの可能性はあるが・・・。 その時はほとんど印象に残らない曲だった。 でも、不思議なもので、色々な出会いと別れを繰り返すと、こういう曲が身に沁みる。 ある男が、突然、ある女性の元を去る。理由も告げずに。しかし、6、7年後に突然、花束をよこし、街に戻ってきた事を暗に知らせる。ただ、花束という贈りものが届いただけで、恐らく、手紙はなく、会話も交わしていない様子。彼女はどうやら、彼が帰ってくるのをじっと待っていたよう。 別れ方からして身勝手な男だけど、一緒に住んでいた時もかなり身勝手で我侭だった様子。「いつだって嘘はいや」って事は、女性は嘘はつかなかったけど、男は嘘もついたのだろう。だけど、女性はそういった男のすべてを受け入れてきた。それだけに、男が去った事によるショックは大きかったと思う。そのショックからようやく立ち直り始めている事がうかがえる。ただ、「あなたが何も言わずに去ったから、私は心に大きな傷を負ったのよ」とは絶対に言いたくない、言わないから戻ってきて欲しい、という心情が受け取れる。 携帯のない時代、男の帰りを待つには、同じところにいなければならなかったんだろうね。 こんな女性、今はいないよね。 真夜中にふと、この曲について、書いてみたくなりました。 ********** 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 気に入っていただけたら、クリックして下さい。 コメントも残していただけると嬉しいです。 人気blogランキングへ こちらのサイトは不定期更新ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 毎日更新のメインサイトもよろしくです。 メイン・サイト「ジョーのひとりごと」へ
by tommyb
| 2006-05-28 01:02
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