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この言葉の意味を知ったのは、恥ずかしながら大学四年の時でした。
恥ずかしながら・・・。 マスコミ志望で、言葉に関しては色々と勉強していたにも関わらず・・・。 何故、その事を覚えているかと言うと、ある「事件」があったからです。 大学四年の確か春だったと思います。 当時、僕は、目標とするテレビ局就職を目指して、たくさん勉強していました。そして、マスコミ志望者対象の、色々な講演会やセミナーにも参加しておりました。 それは、あるセミナーに、大学の先輩二人と参加した時の事でした。 何故、先輩と行ったかと言うと、この二人は前年はマスコミ就職に失敗して、なんと「就職浪人」をしていたのです。 気合が入っている・・・。 僕はというと、そこまでの気合もなく、心の底では「僕は彼らみたいに文学部じゃなくて、経済学部だから、まあ、マスコミがダメなら金融でも行けばいいじゃん」的な姿勢。 でも、負けず嫌いな性格から、点数に表れるものは負けたくない。そんな感じでした。 そのセミナーで、某マスコミ企業のある人が参加者にこんな質問をしました。 「皆さん、『情けは人のためならず』って諺、ご存知ですか?ご存知の方、手を挙げて下さい」 ほぼ、全員が手を挙げました。 「でも、その意味ってご存知ですか?」 もちろん、みんな知ってる「つもり」です。 「では、質問です。これは、情けをかけてはいけませんという意味ですか?それとも、情けをかけなさいという意味ですか?」 そうして、彼はもう一度手を挙げさせました。 結果は、前者が6割、後者が4割って感じでした。 僕はその6割の一部で、先輩二人は4割の一部でした。 正解は後者。つまり正解者は4割しかいなかったのです。 今ではこの諺の意味は広く知られていると思いますが、当時は、マスコミ志望の大学生でも誤解しているのが多いのです。 この諺の意味は 「情けをかけると、それは回り回って自分に返って来るもの。だから、人に情けはかけるのは、その人のためというより、自分のためというつもりで情けをかけてあげなさい」 という事。 ただ、多くの学生が誤解していた意味は 「人に情けをかけると言う事は、その人を甘やかす事になり、その人のためにならない。だから、人には情けをかけず、人には厳しく接しなさい」 だった。 その講演者は、こう付け加えた。 「間違っている人は多いけど、それは決して間違っているとは断言できないのです。世の中が、この諺のそういう解釈を受け入れているという事なのです。言葉というものは、生き物であり、どんどん変化してゆくものなのです。だから、この諺の解釈はこうだとか、固定的に考えるのではなく、言葉の変化に柔軟に対応すると共に、新たな言葉を生むくらいの感性を持って欲しい」 良いアドバイスでしょ。 僕はそれ以来、この言葉を心に留めています。 「情けは人のためならず」という諺も、古き良き日本人気質を表しているようでいいですよね。 自分がこれを実践できているかどうかは、まだ自信はありませんが・・・。へへへ。 だから、これは僕が大好きな言葉の一つです。 ********** 人気ブログ・ランキングに参加しています。 気に入っていただけたら、下をクリックして下さい。 コメントも残していただけると嬉しいです。 人気blogランキングへ 自己最高位は16位です。 その後下落し、現在は26位かな?25位かな? 皆様のご支援、感謝いたします。 引き続きよろしくお願いいたします。
by tommyb
| 2006-02-25 09:32
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